ソリッドベンチャーの採用求人一覧

公開日:2024.09.09

更新日:2025.4.16

筆者:エンジェルラウンド株式会社 大越匠

ソリッドベンチャーは、創業期から安定した収益源を確立しつつも、新しい事業領域へ徐々に拡張を続ける企業形態を指します。即急拡大を狙うスタートアップとは異なり、持続可能なキャッシュフローを基盤にしてリスクを抑えつつ成長を図るため、転職・就職先としての安定性と将来性の両方を求める方に近年注目されています。ここでは、ソリッドベンチャーの特徴や求人動向、そして働く上でのメリットやキャリア形成のポイントを詳しく解説します。

ハイライト

  • ソリッドベンチャーは早期収益と持続的成長を両立する企業形態で、経済的安定を得やすい。
  • 既存収益モデルの“土台”があるため、求人でも新卒採用を積極的に行う傾向があり、キャリアの幅も広い。
  • スタートアップ以上に落ち着きがあり、スモールビジネス以上に発展性があるので、安定と挑戦の両方を味わえる。

ソリッドベンチャーとは?採用をめぐる動向

ソリッドベンチャーの基礎

ソリッドベンチャーとは、立ち上げ時点から堅実な事業モデルで利益を確保しつつ、徐々に事業領域を拡大していく企業形態を指します。赤字覚悟で爆発的成長を狙うスタートアップとは異なり、安定収益を重視するため、経営リスクが比較的低いのが特徴です。

  • 初期段階から収益を生む:労働集約型の事業やBPOなど、すでに需要のある領域で早期に売上を得る
  • ゆるやかな拡大:本業の売上を再投資し、新たなサービスやプロダクトを“ジワ新規”で立ち上げる

なぜいま注目されるのか

  1. 安定感:既存事業で持続的にキャッシュを生むため、市場や経済情勢が多少変動しても倒産リスクが低い
  2. 多様なキャリアを構築しやすい:長期的に見れば事業拡大フェーズが続くため、新しいポジションや専門性を獲得しやすい
  3. 社会課題の解決にも積極的:大きく花開く前段階から着実にニーズを拾っていくため、社会的インパクトのある事業が多い

ソリッドベンチャー求人の見つけ方

新卒採用メディアを活用する

ソリッドベンチャーは、既存事業の安定収益があるので、人材を長期的に育てる投資を惜しまず行う傾向があります。

  • リクナビ・マイナビなど大手の新卒採用サイト
    • ベンチャー企業やスタートアップの特集コーナーに掲載されている場合が多い
    • いわゆる“短期特化の急成長スタートアップ”と違い、着実なビジネスを訴求している企業をチェック
  • 大手就職ナビ内の“ベンチャー特集”
    • “黒字経営を続ける×着実な成長”というキーワードが募集要項にある場合は要注目

知人ネットワークや業界調査

スタートアップのようにメディアに派手に登場しないケースも多いため、知人からの口コミや競合リサーチも有効です。

  • 知人紹介:実際に働いている人からカルチャーやビジョンを詳しく聞ける
  • 業界のイベントやセミナー:登壇する経営者や担当者と繋がり、裏話が聞ける可能性

自社サイトやSNSをチェック

意外と見落とされがちですが、ソリッドベンチャー企業の公式サイトやSNSでは採用情報を随時更新していることがあります。事業内容を詳しく把握し、ミッションやカルチャーに共感できるかどうかも、長期目線で大切なポイントになります。

ソリッドベンチャーで働く魅力と必要なスキル

安定と成長の両立

ソリッドベンチャー最大の特長は、“最初から黒字化している”という安心感と“そこからさらに拡大が見込める”成長性の両立です。

  • 会社が既にキャッシュフローを持っているため、給料の安定・福利厚生も期待できる
  • 新規事業やオプションサービスの展開に合わせ、ポジションや役割が増えていくためキャリアアップしやすい

具体的に求められる人物像

  • 柔軟性・マルチタスク力:少人数の組織運営が多いため、肩書にとらわれず幅広い仕事に携われる柔軟性が重要
  • オーナーシップ:自分の意見やアイデアがダイレクトに反映されるので、主体性を持って動ける人ほど活躍しやすい
  • 学習意欲・アップデート意識:既存の安定事業を運営しつつ、新領域へ拡大するため、常に最新の知識や技術をキャッチする姿勢が必要

特定の資格は必須ではない

ソリッドベンチャーの場合、売上を支えるコア事業は必ずしも高度な専門性を要するわけではありません。たとえば、BPO(事務代行)やSES(IT人材の提供)、あるいは広告代理など、すでに市場ニーズが確立している領域が多いからです。

  • そのため、必須のスキル・資格は“マインドセット”寄りになる
  • もちろんエンジニアポジションなどでは相応の技術力は評価対象になるが、それも「複数言語を扱えなければ応募不可」というよりは、「素養があればOK」という企業が多い

ソリッドベンチャーで得られるキャリアパス

幅広い業務経験を積みながらリーダーシップを育む

ソリッドベンチャーは大企業ほど部署が細分化されていないため、新人や若手でもさまざまな業務に携わる機会が生まれます。

  • 複数プロジェクトを兼任することで、マネジメント能力や調整力を自然に身につけやすい
  • 順調に成長すれば、早い段階でリーダー職や責任者を任されるケースも多い

専門スキルを深めて“社内スペシャリスト”へ

着実にキャッシュを生む事業を持つソリッドベンチャーでは、技術的・業務的に強みを持った人材が求められやすい側面があります。

  • たとえば、Web広告代理事業を基盤とする会社なら、デジタルマーケ全般を極める道やコンサル要素を深堀る道などが用意される
  • 製造業向けコンサルが強みの企業なら、業界特化のプロフェッショナルとして社内外で評価される

創業メンバーに近い距離で経営を学ぶ

スタートアップと似た醍醐味ですが、ソリッドベンチャーでも経営陣が現場に近いことが多いため、トップの意思決定に触れられる機会があります。

  • 市場調査や事業企画に携わることで、経営的視点を身に付けられる
  • 将来的に起業や独立を目指す人も、基礎的な“ビジネスの回し方”を学べる好環境

ソリッドベンチャー就職・転職で押さえておきたいポイント

  1. 企業の財務状況・既存事業の分析
    • 創業事業が本当に継続収益を生むのか、決算書やIR情報などを確認
    • 「黒字経営」がどの程度長く続いているかをチェック
  2. 経営者のビジョン・社風の合致
    • 安定事業があるゆえに“保守的”すぎる企業もあれば、“挑戦マインド”を持ち続ける企業もあり
    • 企業理念・ミッションなどを十分リサーチし、自分の価値観と合うかを見極める
  3. 将来的なキャリア形成のイメージ
    • “やりたい職種”が明確なら、社内でその専門分野が発展しそうかを確認
    • 逆に、幅広い業務を経験してから方向性を探りたいなら、小規模・少数精鋭のソリッドベンチャーが向いている

ソリッドベンチャーの未来:安定を土台に新たな領域へ飛躍

ソリッドベンチャーは、スタートアップと比べると派手さは薄いかもしれませんが、確かな収益基盤を持ちながら徐々に新規事業やサービスを立ち上げることで、長期的に大きく成長していく可能性を秘めています。

経営が安定しているからこそ採用も積極的に行われ、新卒や若手がじっくり成長できる環境を整えているケースが多いのは大きな魅力です。

これから就職・転職を考える方にとっては、「すぐにでもスケールアップを目指す」というよりも「腰を据えて組織と一緒に成長したい」という志向があるなら、ソリッドベンチャーは絶好の選択肢になり得ます。

ぜひ上場・未上場を問わず、安定と成長を両立する企業を見極め、自分に合ったキャリアの道を築いてみてください。

ソリッドベンチャーの求人一覧

ソリッドベンチャーの求人情報を掲載していきます。掲載ご希望の方はご連絡ください。


株式会社セールスリクエスト

代表取締役:原 秀一
設立:2019年4月
事業内容:リード創出から商談獲得まで網羅したアウトソーシングサービス
URL:https://www.sales-request.com/
上場区分:未上場


rayout株式会社

代表取締役:吉田 壮汰
設立:2019年4月
事業内容:PR支援、ブランド戦略コンサルティング、コンテンツ制作など
URL:https://rayout-inc.com/
上場区分:未上場


マルゴト株式会社

代表取締役:今 啓亮
設立:2015年10月
事業内容:採用支援事業・バックオフィス代行事業
URL:https://marugotoinc.co.jp/
上場区分:未上場


株式会社マーケットエンタープライズ

代表取締役社長:小林 泰士
設立:2006年7月
事業内容:ネット型リユース事業、メディア事業、モバイル通信事業など
URL:https://www.marketenterprise.co.jp/
上場区分:東証プライム


株式会社PR TIMES

代表取締役:山口 拓己
設立:2005年12月
事業内容:プレスリリース配信サービス「PR TIMES」の運営、ストーリー配信サービス「PR TIMES STORY」の運営、広報・PRの効果測定サービス「WEBクリッピング」の運営 など
URL:https://prtimes.co.jp/
上場区分:東証プライム


株式会社C-mind

代表取締役CEO:虎石 克
設立:2011年3月
事業内容:スリホ・ITインフラに関するコンサルティング、自社開発・受託開発・SES、カリクルの運営・カリクルエージェントの提供
URL:https://cmind-co.jp/
上場区分:未上場


株式会社Wiz

代表取締役社長:山崎 俊
設立:2012年4月
事業内容:個人パートナー事業、法人パートナーDX事業、マンションDX事業、地域向けDX事業、HR事業、M&A事業
URL:https://012grp.co.jp/
上場区分:未上場


株式会社プラスアルファ・コンサルティング

代表取締役社長:三室 克哉
設立:2006年12月
事業内容:マーケティングソリューション事業、CRMソリューション事業、HRプラットフォーム事業
URL:https://www.pa-consul.co.jp/
上場区分:東証グロース


株式会社エフ・コード

代表取締役社長:工藤 勉
設立:2006年3月
事業内容:「CODE Marketing Cloud」等のCX向上SaaSの提供、DX戦略設計・実行支援、デジタルマーケティング支援
URL:https://f-code.co.jp/
上場区分:東証グロース


ギークス株式会社

代表取締役CEO:曽根原 稔人
設立:2007年3月
事業内容:IT人材事業(国内)、IT人材事業(海外)、Seed Tech事業(シードテック株式会社)
URL:https://geechs.com/
上場区分:未上場


株式会社ナハト

代表取締役:安達 友基
設立:2018年7月
事業内容:広告代理事業(インフルエンサー広告、AD広告、リスティング広告、SEO事業 etc)など
URL:https://nahato.co.jp/
上場区分:未上場


INTLOOP株式会社

代表取締役:林 博文
設立:2005年2月
事業内容:事業戦略・業務改革コンサルティング、ITコンサルティング、プロジェクトマネジメント支援、プロフェッショナル人材支援・人材紹介、新規事業開発・営業推進支援
URL:https://www.intloop.com/
上場区分:東証グロース


株式会社キュービック

代表取締役:世一 英仁
設立:2006年10月
事業内容:デジタルメディア事業、デジタル集客支援事業、プラットフォーム事業
URL:https://cuebic.co.jp/
上場区分:未上場


アクシス株式会社

代表取締役:末永 雄大
設立:2012年8月
事業内容:個人向けキャリアコーチング事業、インターネットメディアの企画・開発・運営、転職エージェント(人材紹介)事業
URL:https://axxis.co.jp/
上場区分:未上場


ルナドクター株式会社

CEO:近都 真侑
設立:2020年9月
事業内容:スマートクリニック事業、医療DXシステム開発事業、検査代行事業など
URL:https://company.luna-dr.com/
上場区分:未上場


レバレジーズ株式会社

代表取締役:岩槻 知秀
設立:2005年4月
事業内容:自社メディア事業、人材関連事業、システムエンジニアリング事業など
URL:https://leverages.jp/
上場区分:未上場


株式会社ボードルア

代表取締役社長:冨永 重寛
設立:2007年4月
事業内容:ITインフラストラクチャ事業、ITインフラストラクチャにおけるクラウド導入支援、5G/IoT対応ネットワークインテグレーション及びセキュリティ構築運用等
URL:https://www.baudroie.jp/
上場区分:東証グロース(4413)


株式会社プログリット

代表取締役社長:岡田 祥吾
設立:2016年9月
事業内容:英語コーチングサービス、サブスクリプション型英語学習サービス
URL:https://about.progrit.co.jp/
上場区分:東証グロース(9560)


レイスグループ

代表取締役:藤 修
設立:1997年10月
事業内容:持ち株会社管理
URL:https://www.race.co.jp/
上場区分:未上場


株式会社Grand Central

代表取締役CEO:北口拓実
設立:2021年
事業内容:セールスデベロップメント、セールスDX、セールスイネーブルメント
URL:https://grandcentral.jp/
上場区分:未上場


株式会社SHIFT

代表取締役社長:丹下 大
設立:2005年9月
事業内容:ソフトウェアの品質保証、テスト事業
URL:https://www.shiftinc.jp/
上場区分:東証プライム(3697)


株式会社ナハト

代表取締役:安達 友基
設立:2018年7月
事業内容:広告代理事業、広告コンサルタント事業、プロダクション事業など
URL:https://nahato.co.jp/
上場区分:未上場


株式会社オロ

代表取締役社長執行役員:川田 篤
設立:1999年1月
事業内容:クラウドソリューション事業、マーケティングコミュニケーション事業
URL:https://www.oro.com/ja/
上場区分:東証プライム(3983)


株式会社 ALL CONNECT

代表取締役社長:岩井 宏太
設立:2005年4月
事業内容:販売代理業、MVNO事業、EC/メディア事業、地域振興事業
URL:https://all-connect.co.jp/
上場区分:未上場